愛宕山鉄道は今 愛宕山ホテル編

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愛宕山ホテル

愛宕山ホテルは、昭和5(1930)年7月20日、愛宕遊園内にオープンしました。 2階建てで洋室15室、和室1室のこじんまりしたホテルでしたが、当時としては非常に珍しかった自動扉を備えていました。 また、食堂や娯楽場、浴場もあり、愛宕詣りの参拝客やスキーヤーで大いに賑わったということです。 さらに、ホテル内でさまざまな展示企画を実施し、好評を博していました。 しかし、昭和19(1944)年、鋼索線の廃止とともに廃業し、今では土に返ろうとしています。

愛宕駅側入り口 愛宕山ホテルの愛宕駅側の入り口です。ホテルの2階につながっていました。 当時は自動ドア付きの非常に先進的な入り口だったそうですが、現在では壁や天井もなく、自動ドアのあった面影は残っていません。

→現役時代に同じアングルで撮影された絵はがきはここをクリック

→現役時代の愛宕山ホテルを描いたパンフレットはここをクリック
参道側入り口 愛宕神社参道側の入り口です。こちらは1階のロビーにつながっていました。
参道側入り口オブジェ 愛宕神社参道側の入り口には、石でできたオブジェが残っています。
ロビー 愛宕山ホテル1階のロビーです。ここは広いスペースもあるので、食堂も併設されていたものと思われます。
ロビー2 ロビーの北西角には配管を通していた穴が残っています。
フロント ロビーの北側にあるスペースです。形状からここはかつてフロントであった可能性があります。
トイレ1 フロントの隅にあるトイレと思われるスペースです。
トイレ2 トイレと思われるスペースの内部の様子です。 便器はありませんでしたが、壁にはタイルが張られ、尿や便をためる掘り込みが残っています。
出窓1 1階ロビーの南側には出窓が残っています。
出窓2 現在は木々で遠くは見えませんが、かつては広大な景色を望めたようです。

→現役時代のここからの眺め(2階から撮影されたものなので若干異なりますが)はここをクリック
タイル 愛宕山ホテルで使われていたタイルです。ホテルのあちこちに散乱しています。
土管 愛宕山ホテルに水を供給していた土管です。当時はどこから水を引いていたのでしょうか?
南東1 ホテルの南東側を2階から写してみました。2階部分および天井はまったく残っていません。
南東2 同じ場所を1階から撮影したものです。ホテルは石造りであったことがわかります。
北西 北西側の2階部分から1階部分を写してみました。
南側 ホテル南側の姿です。2階部分はテラス以外は残っていませんが、それでも堂々としたつくりであることがよくわかります。

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