愛宕山鉄道は昭和5年7月20日、愛宕遊園内に愛宕山ホテルと飛行塔を同時にオープンしました。
飛行塔は愛宕山ホテルの西側にある愛宕遊園の目玉アトラクションで、京都市内などを一望できたということです。
写真は現在残っている飛行塔のコンクリート製の基礎を撮影したものです(落ち葉で覆われているのでわかりにくいですが、まわりとは違い大きな植物が生えていません)。
四隅と中央には基礎と飛行等との間を固定したボルトも残っています。
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ボルトの部分を拡大して撮影してみました。 |
飛行塔跡のさらに西側の人工造形物の跡を撮影したものです。愛宕遊園には山上テント村もあったので、もしかしたらその跡かもしれません。 | |
その人工造形物を別の角度から撮影してみました。キャンプをするときの炊事スペース跡のようにも見えます。 |
愛宕遊園の水尾の別れの近くには旅館「水口屋」がありました。 「水口屋」は愛宕山鉄道の提携旅館でもあり、愛宕山ホテルとともに愛宕神社参拝客でにぎわっていました。 木造の建物だったようですが、今でもコンクリートで作られていた部分が残っています。 | |
別の方向から撮影した「水口屋」の現在の姿です。 |
水尾の別れ付近に残っていた境界標です。愛宕山鉄道の社紋がはっきり残っています。 | |
水口屋から愛宕駅に向かう道にある境界標です。この道はもともと愛宕神社に向かうメインストリートでしたが、愛宕山鉄道廃止後は使用されていないのですっかり荒れ果て、倒木や落ち葉で覆われています。 |
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