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鳥居本駅周辺を復元した部分です。左端に愛宕神社一の鳥居が見えます。鳥居本の町並みは、現在とあまり変わっていないことがわかります。真ん中下の赤い立て札のある建物が現在の嵯峨鳥居本町並み保存館です。また、現存する愛宕街道と鳥居本駅をむすぶ階段も確認できます。この模型から、鳥居本駅は現在の嵐山高雄パークウェイと清滝道との交差点付近にあったことがわかります。
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愛宕山鉄道は、平坦線の開業に合わせて釈迦堂駅から清滝トンネルまでの間の線路沿いに桜を植え、観光資源のひとつとして大いに宣伝していました。この模型では、京都の桜の名所のひとつとなっていた見事な桜並木を復元しています。現在、当時の桜がほとんど残っていないのが残念です。
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鳥居本駅とそこに停車中の嵐山行き電車です。鳥居本駅は嵐山方面ホームにのみホーム上屋があったこと、また、上下ホームが構内踏切で結ばれていたことがわかります。
また、この鳥居本駅は日独合作映画「新しい土」の原節子演じる主人公が電車に乗車するシーンで使われており、当時の様子を現在でも映像でうかがい知ることができます。
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愛宕山鉄道1型です。この車両は大正10(1921)年に北大阪電気鉄道が十三−豊津を開業するのに合わせて製造したものです。木造のボギー車で、トロリーポールによる集電でバッファー(緩衝装置)をつけていたのが特徴です。北大阪電気鉄道の後身に当たる新京阪鉄道が架線電圧を1500Vに昇圧した昭和3(1928)年に、同社より借り受けました。昭和10(1935)年に京阪電気鉄道から同車を正式に購入し、昭和19年に愛宕山鉄道平坦線が廃止されるまで使用されました。その後、親会社の京阪神急行電鉄や京福電気鉄道に引き取られ、戦後も京阪石山坂本線や京福永平寺線で活躍しました。
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